カテゴリ:地域活動のこと( 38 )

身体の不自由な子たちから学んだこと

昨年に引き続き地域の活動で「サマースクール」を開催中です。

木金と、中高校生の部 来週は小学生の部となります。

木金の中高校生の部
参加者12名のうち車椅子やバギー利用のお子さんが5名。

プログラム全体に「時間」がけっこうゆったりとってあります。
自閉系の子には「待つ」時間も多い内容。

でも、実際二日間やってみてそれだけの時間が必要なことがわかりました。

手先の自由がきかない子にとって、
作業ひとつも、とても時間のかかることです。
食事も、「あれ?まだ食べてたの?」と思うくらい時間がかかります。
トイレも「トイレ行ってきます」といってから戻るまで
かなりの時間がかかりました。

自閉系の子たちには「~だから、待っててね」
「○○くんが、戻ってくるまで待っててね」など
具体的に待ってもらうしかないです。

身体の自由が利かない子も、知的な発達は様々で
自分なりに「できない」部分を理解できている子だっています。
彼らは彼らで「自分の不自由さ」を受け止め
できることとできないこと、人に助けを求める部分を
折り合いつけて生きているんだと
いろいろ学びました。

今回のサマースクールは「余暇活動」なので
何ができた、できない。よりも
なんとなく一日いろんなことしつつ過ごせる場があるっていうことを
体験してほしかったのですが

社会、地域で暮らすというのは
いろんな条件のもと、自分の不自由さを受け止め
折り合いをつけつつ
その状況の中で、自分なりの対処を身につけていくことなのかなぁと
感じました。

もちろん、そこには
「本当はこういう不自由さを抱えているんだよね」
っていう周りの理解があってこそとも思いますが。

お互いに、不自由に感じつつあることをわかり合うっていうのが
大事かな。
そう感じてくれる人が、そこにいるのかいないのか
大事ですね。
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by kokoroyasashikune | 2011-08-20 18:12 | 地域活動のこと

学校に求めるもの

地域の活動をしていると
いろいろな方のいろいろな困った話を聞く機会も多く

何より一番メインな話題は「学校」

特別支援教育ってなんだろう?

支援学級さえも
「いろんな子がいるので、お子さん一人だけのことにかかわっていられない」
と言われることも多いそうで
普通学級にいたっては担任の意識はまだまだばらばら
大変ひどい扱いを受けているお子さんも多いようです

でもね
公立の小中に何を求めるというのかとも思います

いや正しくは
「本来もっと求めたいけれど、現状として求めるのは無理」
そうあきらめていました

次男が特別支援学級にいて
「ありがたい環境だなぁ」と感じるくらい
普通学級の公立中学なんてめちゃくちゃです

長男の面談で「習熟度クラス」をつくってほしいとお願いしました
が、学校の返事は「できません」

繰り上がりや分数がわからない子も含め
みんなが同じクラスで同じ授業を受けるわけです

学校ってところで学べるのは
「世の中にはいろんな子がいる」ということを知ることでしょうか
学ぶのは「数学」ではなく「人とのコミュニケーション」と思い
学校に行かせました

勉強と受験とサッカーはすべて学校外で

これくらいわりきらないと
学校というものの意味がのみこめませんでした

次男の特別支援学級にしても
学級として「集団」ならではの得られる学びを中心に
個別の問題は、学校でどうこうなるものでもないなぁと
感じました

特別支援学級でも、やはり「集団」だからこそ身に着く力もあるわけです

コミュニケーションの苦手な発達障害の子は
普通学級にしても特別支援学級にしても
何をどう学ぶのでしょうか

学校は学校
個人の問題は個人の問題
学齢期の子の生活が学校中心になりすぎなのかもしれないです
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by kokoroyasashikune | 2011-07-13 07:54 | 地域活動のこと

堂々と預けるくらいできないものか・・・な

「福祉サービス」をうま~く受けるには
おおっぴらに言えないことが多々あるようです

が、そういうのが苦手です。


自分の子を預けるのに
親を病気にしなくちゃいけないのか
自分も病気にならなくちゃいけないのか
裏技教えてもらってありがたがらなくちゃいけないのか


地域のとある事業所は「居宅介護」や「移動支援」のお子さんを
結局自分のところの一部屋で「お預かり」しているそうで
親はすっかり「放課後児童ディ」の代わりとして
おおいにありがたく利用しているようです。
(もちろん中身はなにもないですよ、預かるだけです)

が「これは内緒ってことで」だそうです。

堂々と預けようよ。
そういうしくみを作ろうよ。
親の介護がなくたって子ども預けたいときあるでしょう。

事情通のような顔で「裏技」利用するのもいいけれど
それじゃあ地域のしくみはどうにもならない・・・

裏技で預かってもらえたら、それは確かに「ありがたい」こと。
でも、それじゃあ次の人に繋がらないよねぇ
正論でつまんないかもしれないけれど
私はやっぱり「子どもは堂々と預けたい」
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by kokoroyasashikune | 2011-07-03 08:40 | 地域活動のこと

「学校」というモンスター

学校ってなんだろ?

地域の活動で「学習支援」や「グループ指導」を考えています。
本当の目的はそれを通じて
「本人中心の支援」を親に学んでもらうことですが・・・

「なんとか学校生活をどうにかしたい」という願いがあまりに強くて。

個別の学習支援に
月額2万円も3万円もかけるというのがどうやら「相場」のようで

グループ指導だってちょっと安くなっても
1時間5000円くらいはするものなの?

いわゆる「療育」ってのに行ったことがないのでわからないけれど
どこもそれが「相場」なのかな。
普通に出すのかな。

もちろん、それで得られることはあると思うので全否定するわけではなく。
一生懸命な人は、それでも「もっと何かしてあげられることがあるんじゃないか」と
もっともっと、と何かを探すわけで。

もちろん、いわゆる健常の子だって
塾に月何万円もかける。
そう、我が家だって人のこと言えないや。
長男の塾代、いったいどれだけかかったことだろう。
こちらは「学校」に振り回されないために使ったお金かもしれない。
「学校」にとやかく言われたくないというため。

それにしたって「学校」がそこにある。

一方、普通学級に通うお子さんのために
送迎はもちろん、授業の中でフォローに入る親もいる。

そこまでしなくてはならない「学校」って何?
そして、障がいや遅れのある子にとって
親も子も疲れ果てるほどの時間とお金と神経をつかう
「学校」で得られるものはいったい何だろう?

友達?
学力?
将来?


それぞれ違うのだろうけれど、なんともやりきれない思いが残ります。
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by kokoroyasashikune | 2011-04-15 23:01 | 地域活動のこと

次男の「面談」

昨日は、↓ランチの後「次男の面談」でした。
1年間の振り返りと来年度の確認。

来年度・・・そうです、高等部3年生で進路を考える時期です。
一般就労を目指すのなら、実習先ももうエントリーしなければいけないそうで
どちらにするのか、面談で確認しました。

本人にしてみたら
2年生で実習した作業所2か所がとても気に入っているようで
そこが一番なのでしょうけれど^^;
お給料の話になると
もう一か所実習した一般企業での厨房も
「やってみようかなぁ」との返事でした。

まだまだ、本人が強い意志を持って「一般就労目指す」なんてのはありません。

もう少しはっきり希望を持つお子さんならともかく
うちはそういう「本人」の気持ちは育っていません。

では、親は?
う~ん。正直まだ揺れます。
一般社会の中で「障害者」として生きていく息子の姿
そしてそれを私自身が受け入れきれていない感じです。
どこか心の片隅に「そうまでして」とか「ちょっとかわいそう」と
正直そんなことがあります。


ただ。
これまで、地域の中で「障害がある子ども」のために頑張ってきた諸先輩方は
ほぼ皆さん「作業所を立ち上げる」「法人にする」という
「福祉」の枠組みの中で
子どもたちのために、社会からの支援を受けやってきました。

もし、うちが一般就労したならば。
(もちろん就労された方はたくさんいますが)
「作業所」とか「障害者団体」というド真ん中じゃないところから
障害のある子の成人期を考えることができるかもしれないと
そういう自分自身への課題もちょっと生まれてきました。

障害のある人だけの集団じゃなく
社会の中に散らばりはじめた彼らたちのために何ができるか。

一般就労は親にとっても(現実を受け入れるのは)難しいことですが
それでも、そんな厳しい中に入っていく彼らへの
支えが何か地域の中でもできるんじゃないかと
またひとつ私自身の中で何かが浮かんできました。

うん。
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by kokoroyasashikune | 2011-02-23 10:30 | 地域活動のこと

みんなで「研修」

地域活動でのスタッフ(保護者)と、周辺サークルや保護者向けの
リーダー研修会を開催しました。
講師の先生は「親同士で支え合う」をかなり慎重な態度でお話してくださいました。

どんなに小さくても「親の会」だとか「サークル」だとか
または同じクラスの母親同士だとか

そういう「親同士」の集まる場所でのちょっとした会話や相談事
こうしたことが、専門機関の埋められない部分を埋めているのは事実なのですが

「親同士」であるゆえのメリットだけではなく
大きなデメリットもあるわけです。

それは
話しをする側にも、話を聞く側にも、どちらにとっても。

そんなわけで、私たちのような地域活動をする人達は
「聴く」側に回ることがどうしても多くなるし、
活動そのものが、そういう場になったりします。

そんな際に、何を基本に考えなくてはならないか。

私たちの活動は、親の学習会であったり、懇談会であったり
「場」の提供はすることで、
自分で考える時間を持ってほしいという願いを込めています。

「ここなら来てもいいんだ」と思ってもらえるような場。
一人でも二人でも、「自分の足でしっかりたてる」
そんな親が増えてくれたら、地域の問題がちょっとずつ解決できる第一歩。
そんな仲間を増やすための私たちの活動。

それから、子どもの障害を社会にわかってもらうには。
こうした親の集まりの会そのものが、社会と繋がること。というお話が
とても印象的でした。
なるほど~
私たちから社会にむけて何か「一緒にできること」を企画して声かけする。
う~ん。
また来年以降の活動目標ができました^^


こうした研修ができて、
私たちの会が「親」の立場でできることをみんなで確認できて良かったです。
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by kokoroyasashikune | 2011-01-28 23:50 | 地域活動のこと

「子育て支援団体」あてのお便りが

昨日のことです。

子育て支援課より一通の郵便物が・・・
なんだろうな~と開けてみると
「子育て支援団体各位」の文字が!!

初めて「子育て支援団体」として会議へのお誘いがやってきました。

活動を初めて7年。
実はすごい貴重な第一歩のお知らせが届いたんだと
一日たってなんだかその重みに改めて気がつきました。

私たちの子も、障害はあるけれど「子ども」なんだから。
子育てからのアプローチ、第一歩です!!
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by kokoroyasashikune | 2011-01-20 23:21 | 地域活動のこと

支援学級がんばれ♪

今日は「書道教室」でした。
高校生の部。
「教室」と名前はつきますが内容は「余暇活動」であり
お楽しみのひとつです♪

主に「母子通園」「通園」経由、
ほぼ「真ん中」をきた「特別支援学級」育ちの面々。

先生も「元支援学級」担任。
最後は「通級」を持ったそうですが・・・

近頃、熱心な先生も話題も
みんなこぞって「通級」対象児の支援や研究に行かれてしまい・・・

なんだか「特別支援学級」ってどうなのよという気持ちが強いです。

小さな頃から障害がはっきりわかり
「特別支援教育」に期待を寄せつつも
やっぱり「特学」で学んだ子どもたち。

世間からちょっと放っておかれている感も強いけれど
先生方も、親も子どもも、みんながんばれ!の気持ちで
余暇活動支援もやっています。

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by kokoroyasashikune | 2011-01-15 16:02 | 地域活動のこと

「子育て」からのアプローチ

今日は日ごろおもちゃ図書館でお世話になっている児童センターに立ち寄りました。

所長さんと今後について、少しおしゃべりさせていただいて・・・・

改めて
世間一般の人からしたら、「障害者」とか「障害福祉」とかっていうのは
別世界のことだということ。

悪いわけではなく、別のところで動いているわけだから
自然と「別世界」になるのは仕方がないことです。

障害のある子どものこと、支援学級、支援学校のこと
少しでも世の中の人に知ってもらうには
「障害」とか「福祉」からだけのアプローチではなく
せめて子どもなら「子育て」という枠で何かできないかと。

「子ども」という枠で、いろんな子がいることをまず知ってもらう。
もちろんそこには障害のある子もいれば
病気、アトピー、虐待・・・・などなど
いろいろな困難を抱えた子どもがいるわけで。

「子育て」という立場からのアプローチ。
児童センターという「子ども」なら誰でも利用できる場に
障がいのある子も自然に行ける、
そんな繋がりを目指して活動できたらいいですねぇ・・・と
新年にあたりお話できました。
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by kokoroyasashikune | 2011-01-08 23:07 | 地域活動のこと

向こう側の「私たち」とこちら側の「私」と

障がいのある子のための活動を応援しよう!という起業家の方とお話しをしました。

もちろん、上からの「支援してやろう」っていう方ではなく
「一緒に何かできたら」という 横並びの目線でかかわってくれる方たちだと思っています。

その方に
「私たちは障害についてよく知らないですので、こうしてお母様方や、皆さんといろいろ接する中で
初めてわかったことがたくさんあります・・・」云々といわれ、
話ながら、何かを突き付けられた気がしました。


そうなんだ。
私は、彼女の言う「私たち」側ではないんだよ。
「障害のある子の親」「障害のある人」側なんだよ。
彼女側ではない、反対側にいるんだよ。


当たり前のことのようだけれど
なるほど。
「こちら側」なんだと改めて気がついたわけです。


「こちら側」であること。
私たちはまぎれもなく社会の中で「障害のある人」側の当事者であること。
17年たってようやく「社会」の中での意味がわかってきた気がします。

それがいい悪いというわけではなくて。

普段の生活の中ではそんなことはあまり関係ないわけで
暮らしの中で、息子に対しても
障害があるとかないとかあまり結びつかないことも多いわけです。
でも、こうしてある場面によっては、ものすごくはっきり突き付けられたりもします。

で、本当にそれがいいとか悪いとかではなく
そこからいろいろ考えることもでてくるんだなぁと思ったわけです。
なんだかまとまらないですが^^;
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by kokoroyasashikune | 2010-12-14 10:10 | 地域活動のこと